ipadが欲しい。
理由は
に尽きる。
ipad 10.2インチ 128GB 45000円。
45000円を払う価値があるかと言われると、ないような気はしている。
それは私がipadでやりたいことが、あまりないからだ。
文献をPDFを読みたいわけでもなく、ipad proで絵を描きたいわけでもない。
趣味で写真を加工するわけでもなく、アニメはタブレットを持ち運ばずPCで見れれば十分だ。
なので、ipadが絶対に必要かと言われれば、ノーだ。
ミニマリズム的には、モノが増えるから買わなくていいものだ。
そういう意味で、これまで買わずにいる。あとは価格が高いから。
漫画を気持ちよく読むために45000円出す価値があるか、と言われればノーなのだが、そう思いながらもずっとほしいなあと思い続けてここまで来ている。
数年前、タブレット欲しさに耐えきれずに値段の安いHUAWEIのipad miniサイズのタブレットを購入し、それから数日で「失敗した…ipad mini買えばよかった…」と後悔しつつも、2万円近くする高い買い物なので我慢して使っている。
欲しいのだ、要するに。
我慢しているのだ。買ってしまった手前、すぐに買い換えられなかっただけなのだ。
現在使用しているタブレットの代替機として、私はipadが欲しい。
そういう意味では、ミニマリズムには反しない。
新しく物を増やすのはよくないが、古いものを捨てて新しいものに「買い替える」のは大いにありだからだ。
個人的に気に入っている生活のコンセプトとして「気に入った少数精鋭のモノだけで生活する」がある。それに準じたいし、これなら準じれる。
もう少し考えを詰めてみる。
タブレットを使う場面、頻度はどのくらいだろう。これはけっこう重要な要素だ。
1年に1回しか着ない服をとっておく必要がないように、そこまで使わないタブレットを買い換える必要はないからだ。
使用場面を挙げてみる。
①新書やビジネス書をkindleで読むとき
②漫画、小説をkindleで読むとき
③文献や学会での抄録集をPDFで読むとき
④人体を3Dでみる解剖学のアプリを使用する時
私がタブレットを使用する場面は、基本的にこの4つのみだ。タブレットで動画を見ることはない。youtubeも基本的に見ないし、見る時はPCで見ている。そして、それに関して不満は特にない。
③、④に関してだが、④はなくてもいい。なんとでもなる。③だが、学会のときにタブレットはあると「便利」だが「必須」ではない。なくても全然なんとかなる。というより、思い返すとそこまで役に立ってもいない。
学会の有用な情報や質問は発表を聞きながらノートにメモするから、メモの速度に劣るタブレットは会場では使えない。抄録が読めるが、PCにダウンロードできるのでPC持ち込みでも正直事足りる。つまりメリットとしては、タブレットがあると抄録が読めて便利、くらいなので、なくてもいい。
文献に関しては、たしかに紙がかさばってきている。ファイルに分けてはいるが、自宅に置いたり、職場においたりとバラバラだ。タブレットでみれると、自宅でも職場でもそれ一つでまとまっていて、便利かもしれない。ただし、PCでも見れる。なにより、書き込みがしにくい。
では①、②はどうか。
②の「漫画を大きい画面で読みたい」というのは、冒頭で言ったように、強く思っている。我慢している現状だ。ただ、値段が釣り合わない。安かったら買ってるが「安かったら買う」は理由としてはやってはいけない買い方だ。45000円払って幸せ度が大きく向上するか、使用頻度は高いかと言われたときに、正直そこまでなのだ。喫茶店はよく行くが、そこで漫画を読むことはほぼない。
また、最近はPCのkindleで漫画を読むことも多くなった。しかも、大きい画面で読みたいときはHDMIでテレビにkindle画面を出力することもできる。更には、VRで読むこともできるようになった。
Oculus Questで漫画を読むと、目の前の空間に漫画がスクリーンとして浮かび上がっているようにもできるし、映画館で見ているようにもできる。めちゃくちゃ楽しいのだ。
なので、「大きい画面で漫画を読みたい」ならipadよりPCで見たほうが大きく、Oculusで読めば別次元の楽しさを味わえる。
そうなると、ポイントは「気軽さ」を優先するかどうかだろう。
漫画を手で持って寝そべりながら読みたい、というのはわかる。わかるのだが…なんとでもなる、と思ってしまっている自分がいる。なんなら、今のタブレットでも楽しく読んでたじゃん、と。
「漫画」を大きい画面で読みたい、ということに関しては決着だ。
PCかVRで読めばいい。
しかし、重要なのが「新書やビジネス書をkindleで読むとき」だ。
読書は人生でも重要度が非常に高いと考えているため、それが快適に行えるとなると、投資するのに躊躇はいらなくなる。ここが最大の論点になりそうだ。
現在、タブレットで買って使用しているビジネス書があるが、最近ようやく使い方に慣れてきて、実用的になってきた。
本と違ってパラパラ読み返すことが出来ず、あとは起動しないと目に入ることがないため、読み返す頻度が紙の書籍よりも減って、うまく使えていなかった。
しかし最近、付箋機能があれば簡単に読み返せることに気づいた。また、開く頻度が少なかったことに関しては、読み返すスケジュールを立てればいいだけということにも気づいた。
どの本をいつ読んでブログにアウトプットするか、ということをスケジュールとしてこなせるようになってきたため、解決していると言ってもいいかもしれない。
これまで本を読んでもその場でやる気が上がるだけ、つまり ”読むだけ” となってしまって行動に移せていなかったが、最近、アウトプット・行動ありきで本を ”使う” ようになってからは、逆に本を「開いておく」のが手間で、タブレットのほうが都合がいいという場面が増えてきた。
つまり、電子書籍を使用する頻度はかなり高くなってきている。
実際、ここ1ヶ月くらいタブレットは毎日使っている。
毎日使うものに、我慢はしたくない。もうHUAWEIはいやなんだ。
ここは、お金をかけるべきところだ。
結論が見えてきた。
ただし、もうひとつ思っている点があるため、もうちょっと考えてみたい。
ipadにすることで画面が大きくなるが、新書やビジネス書は漫画と違って「文字だけ」なので、画面が大きい必要はなくなるのだ。机のスペースが大きく取られる様になる分、作業しにくくなるのではないか?
たぶん、ならない。
ipadになるともう少し横幅が広がるが、なんとでもなるだろう。
むしろ画面は大きいほうが良い。文字だけでも、大きいほうが読みやすい。
考えがまとまってきた。
買いたい理由、得られるメリット
・気に入らないタブレットを捨てて、使いたかったipadを使える
・画面が大きくなり、電子書籍が使いやすくなる
・ブログへのアウトプットに使える
・漫画を手頃に大きい画面で読める
買わないでいる理由
・タブレットでなんとかなっている
・値段が高い
メリットが、人生で結構重要なことであるため、ここはお金を使うところだ。
あとは身も蓋もないが、これだけずーっと欲しいと思ってんだから、買っていいでしょう。
◯結論
ipad買っていい。