『疲れない』ようになるブログ

やってみて、どうだったかの記録

丁寧に暮らせ

最近読んだ本にあった「丁寧に暮らせ」という言葉があった。

 

その言葉の持つイメージがシンプルで心地良いなと思った。

 

裏世界ピクニック(著:宮澤伊織)に出てくる言葉なのだが、本編の文脈に関わらず、いい言葉だなあと。

 

変なことに首を突っ込んで基本の学生生活をおざなりにしている主人公に、しっかりしたお姉さんがたしなめるシーンでの言葉だったが、この言葉が「毎日更新されるSNSまとめサイト」=「変なこと」として、本編そっちのけで私に刺さった。

それらに首をつっこんで基本の生活、貴重な貴重な自分と家族の時間をおざなりにしている私に、ずぶりときた。

 

私達は毎日、インターネット、テレビ、読書…そんなことばかりしている。全部「消費行動」だ。膨大な情報を雑にインプットしてばかりで、頭は疲れるくせに自分で頭を使っていないから、成長もしない。

そしてそれらに時間を割かれるから、大切なことに時間を割けず、幸せにもなれていない。

 

そんなことを思った。

 

食事も、掃除も、家族との時間も、その時その行動に集中するような丁寧な生活ができれば、なんだかとても心地良い感じがしないだろうか。音楽もテレビもなしで食事をする。干された服を丁寧に畳む。疲れたパートナーの肩をもんであげる。なんだかゆったりしていて、心地良い。そんなイメージが「丁寧に暮らせ」という言葉から浮かんだ。

 

あと裏世界ピクニック面白いからみんな読んで。Twitterで裏世界ピクニックの話しよう?

 

裏世界ピクニック4 裏世界夜行 (ハヤカワ文庫JA)

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