使えそうなことを学んだ。
私が苦手にしている、建玉を増やしたり減らしたりする戦略。
逆マーチンゲール法という。
簡単に言うと、負ければトレード枚数を減らし、勝てばトレード枚数を増やすという、資金管理の方法だ。
私が認識していることとして、以下のことがある。
””株価が高い銘柄はリスクが大きいがリターンも大きい””
””株価が低い銘柄はリスクが小さいがリターンも小さい””
これは、間違ってはいないが、正解でもない。
なぜかというと、株価が低い銘柄でも枚数を増やせば、同じ金額を投入したことになるからだ。当たり前なことだが。
5000円の銘柄Aがあるとする。
私の資金力では、リスクを考慮して100枚しか買えないとする。4500円まで下がれば5万円の損失だし、5500円まで上がれば5万円の利益になる。
そして、この500円の増減というのはその銘柄にとっては10%でしかなく、日によっては1日で達成し得る。
1日で5万円儲けられると言えば聞こえはいいが、当然、1日で5万円失うということでもある。そして、100枚という最低単位で買っているため、これ以上のコントロールができない。
勝っているときに枚数を増やすこともできないし、負けているときに枚数を減らすこともできない。
次に、500円の銘柄Bがあるとする。
私の資金力では、1000枚くらい買えると計算してみる。そして、1000枚買ったとする。
450円まで下がれば5万円の損失で、550円まで上がれば5万円の利益となる。
これは、銘柄Aと同じ結果だ。10%の株価の変化で、同じだけの損失またはリターンとなる。
次に、1000枚全て買わない方法を考えてみる。
メリットは、変化に合わせて調整ができるということ。
1000枚ではなく、500枚をまず投入したとする。
500円で500枚購入し、480円まで下がったら200枚売る。これで-2000円。470円で200枚売る。-2000円。450円で100枚売る。-2000円。 損失は5000円。
この方法はリスクもある。500円→451円→500円と反発した場合、売ってしまう損失してから上げる悔しい結果になるが、売らなければ損失はなく含み額はもとに戻る。
逆に、上がるパターンを考える。
上がるごとに、徐々に枚数を増やす。
当然、増えていく額は大きくなる。一方、所持している株の平均価格が上がるため、下がったときに、損になる可能性が出てくる。
わかるのは、安い銘柄は買う枚数を抑えることで、損失を抑えることができるということ。資金管理はしやすい。
短期間で大きく儲けることではなく、生き残ることを考える場合、単価で大きな銘柄を買うより絶対にこちらの戦略のほうが良い。
そして、利益が小さいのが難点だが、その銘柄が長期での上昇トレンドになる場合、途中で枚数を増やしていくことで、利益を増やすこともできる。
上がったところで増やすので、ちょっと抵抗がある。基本的には安い所で買いたいからだ。ここはジレンマとなる。
ただ、買うのが支持線を確認した底であれば、下げ幅というのは限定的と考えられる。損切りラインも明確となる。
はっきりとした支持線を作って底を打てば、あとはヨコヨコか上がっていく可能性がほとんど。
それなら、予想通り上がるようであれば、途中で少し枚数を増やしていく。
上がる可能性が高いと考えての行動なので、ここはリスクを取ることにはなる。
底を割ってくるような動きであれば、それは仕方ない。どう足掻こうとそれは損失になる。
枚数を増やさなければ、その際の損失もとても少ないが、そもそも底を割らない前提で買うので、リスクを恐れすぎていることになる。もしかしたらそのくらいでもいいのかもしれないが。
◯行動
・枚数を調整できる、安い銘柄で勝負する
・100円~500円が理想。まずはそういう銘柄を、時間をかけて探す。
・かなり限られるので、500-2000円でも探してみる
・四季報で底っぽい銘柄を探して、付箋をつけていく
・100円~500円:赤 500-1000円:オレンジ 1000-2000円:緑 2000円~:青
・付箋つけつつ、楽天証券アプリにその銘柄をお気に入り登録して観察
・業績まで見て、良さそうな赤付箋は積極的にチャレンジしたい