『疲れない』ようになるブログ

やってみて、どうだったかの記録

【2021年】株のやり方【再確認】

株は自由にやると勝てない。そういう風にできている。

 

テクニカルやファンダメンタルズの知識を持っていても、実際にそれをうまく運用できない。感情で動いてしまう。

上がる理由をみつけては仕込み、インターネットで情報を見つけては仕込み、そして下がったときにコントロールできなく損切り、最悪塩漬けする。

 

日足のテクニカルやインターネット情報をみていると「上がりそう 」な銘柄や理由は毎日のようにみつかる。しかしそんなものに手を出しては負けて、勝てても時々で、結局はトータルで負ける。

所詮は日足のテクニカルであり、さらにインターネット情報は後出しなので情報を発信したやつだけが勝者になる。

インターネット情報というのは、誰にも明日の株価はわからないという事実には触れず、あたかも ”真の情報” を知っている、高い確率で当てることができる、という風に錯覚させるような高度な誘い方をしてくる。

テレビショッピングの宣伝よりも上手く、私をひきつけてくる。そんな都合のいい話はないのに「秘密の答えを見つけた」と錯覚させてくる。恐ろしい。

 

結局、インターネットで発信された情報をみて仕込んだ人は「情報弱者」となり、株価が上がっても下がっても常にハラハラドキドキ。精神衛生上、とても良くない。

 

さて、たくさん負けて、やはりファンダメンタルズな長期目線が安定するとわかってきた。テクニカルでもある程度通用するが、それは相場に左右されるし、結局は明日~1週後の株価を「当てにいく」わけであり、株価を当てに行くと死ぬのはもう嫌ほどわかっている。

ただし、業績が良くても株価が上がる理由にはならない。短期~中期では鬼のように下げることもある。今は10000円を超えているが一時期1000円まで下げたSONYのようなケースもある。

上がりそう、では弱い。下げるかもしれないからだ。

もう下がらない、が強い。そこに逆指値を入れられるからだ。

 

相場の格言に「頭と尻尾はくれてやれ」というものがあるが、頭と尻尾を取りにいくのはまさに「当てに行く」行為そのものであり、「高値を追いたい」「底を当てたい」というのは実は感情との戦いになっている。

高値に関しては、考え方がちょっと難しいのだが、ホールドして高値を追い続けないとなかなか大勝ちできないし、かといって利確し損ねるとその後下がったときに利益はなくなってしまう。感情的には目先の利益を追うためすぐに利確してしまがちだ。

 

この高値の問題を解決する方法は一応あり、それは「安値を拾う」という方法だ。

基本中の基本だが、誰もが忘れがちであり、これができれば誰でもが勝てると言える相場唯一の事実。

 

できそうで全然できない、それが「安値を拾う」。

 

とにかく慎重に安値を拾う。買い逃すものがあってもいいから丁寧に買う。

これが最重要。これができないから負けるのだ。

日々の動きをみて「儲かりそうだから」ではなく、長期間のチャートをみて「底値だから」で買う。日足のテクニカルではなく、週足、月足レベルの長いスパンでの「底値」を見ることが大事だ。「安定して」勝つにはそれが必要なんだ。それ以外にないんだ。

 

底値が大事だとはわかっているが、実際の底値とは?という疑問がある。

下げトレンドの中では、底値は下へ下へと更新されていくからだ。

言い方を変えるべきである。

 

「底値」ではなく、「支持線」が良い。

 

そうすると、チャートの形はV字型ではなく、W型が良い。

何度か下へ下げながらも、それ以上は下げないという、まさに株価を「支持」する見えない線がある。

その線が引ける時、はじめて「底を打った」と言えるだろう。

 

長く下げ続けて、支持線で底を形成している銘柄。

これこそが相場の海で探すべきお宝銘柄というものだ。