『疲れない』ようになるブログ

やってみて、どうだったかの記録

コロナワクチンを打つということ

日記に書こうとしたら思いの外長くなったので、別記事としてまとめる。

 

コロナワクチンを打つか打たないか、職場で結論を求められた(打つ、なら本当に打つことになる)ため、それについてとても悩んだ。

悩むのと考えるのは違う。今回は、かなり悩み、少し考えた。

病院から提示されたまとまった最新の情報を頼りに判断した。

ワクチンのことは、自分で調べていない。私に危機感があまりないんだと思った。

 

もう知らないのが嫌になってきたので、そもそもワクチンってどうなのというところから知ろうと考えて、本を読んだ。行動が遅かったと反省している。

 

 

”「エビデンス」の落とし穴 ” について読んだので、思ったことを書いてみる。

 

まずは、本文の内容をざっとまとめる。 

・コロナワクチンはアメリカでは緊急使用許可という形で認可されている。正式な承認ではない →日本でも緊急承認されたところ。

 ・「迅速な対応」と「確実なエビデンス」はトレードオフ。世界は迅速性を選んで進んでいる。当然だが、コロナワクチンの長期的な安全性に関しては検証されていない。 

・麻疹風疹、日本脳炎など、公的に「承認」されているワクチン(予防接種)は、効果や副反応の面で信頼性の高い試験を突破されているもののみ。

・インフルエンザワクチンは、20-60%程度、打っていない人に比べて発症を予防できる。

タミフルには「熱の出る期間が約1日短くなる」程度の効果しかないので、髄膜炎等のインフルエンザの合併症を考えると、ワクチン接種を推奨する。

・予防接種や薬は「承認」されて保険適応になってからでも新たな副反応が報告されたり、副反応の出る頻度が高かったりすることがある。

・副反応のリスクをどう考えるかは、やはり悩ましい。最終的には個人の自由。

・ワクチンと副反応は、誰に出るか予測することはできない”ロシアンルーレット”とも言える。「ワクチンの効果と、何万人に一人の重い副反応」を天秤にかけて、どちらかを選ばなければならない。(筆者は、予防接種で病気を予防できるメリットは、確率の低い副反応にはるかに勝る、と考えており子宮頸がんや麻疹のワクチン接種を推奨している)

 

以下、Twitterで見かけたtweetと、それを見て思ったこと

Twitterの人「被験者36523人のうち、コロナを発症した群がプラセボを打った人では162人(重傷者9人)だったのに対し、ワクチンを打った群では8人(重傷者1人)に減った、というのが、有効性95%の意味です。もともと0.4%の発症率を0.02%に下げるのであれば、緊急認可のワクチンよりも免疫力を上げるほうが安全で有効です」

 

一部少し改変したが、なるほどとは思った。

ただし、何をもって「発症」なのか、無症状の人はどう扱ったのか、そもそもどこの国の研究なのか等、原文を知らないのでこの情報から何かを言うということはできない。

 

 

読んだ本からは、欲しい情報は得られなかった。

糖質制限や高コレステロールについての「健康にいい vs 健康に悪い」の考え方は面白く勉強にはなった)

 

結局のところ、私が欲しい情報は「コロナワクチンによって得られるメリットとデメリット、その天秤の考え方」だ。

病院務めなので「集団感染を防ぐことに力添えできる」というのがメリット。

私の年齢的には、コロナは正直なところ、全く怖くない。「病院スタッフ」という社会立場上の問題だと考えている。

 

デメリットは、やはり副反応。

mRNAというヒトに初適応される薬が、多くの安全性の試験を経ての「承認」を待たずに、緊急使用されているということ。

長期的な安全性は誰にも証明できていない薬を、メリットがほぼない私が打つか打たないか悩まされているということに、正直戸惑っている。なんだこれは?

天然痘とか、そういったやばい感染症なら、副反応とか長期の安全性よりもメリットが大きく上回るのでおそらくここまで迷わないだろうが、今回のコレはなんだろう。

 

コロナワクチン接種による副反応で死亡した場合は、国から4000万円程度の保障も出るらしい。

死亡した場合って。

本物のロシアンルーレットか?

 

誰か、私がコロナワクチンを打つ強い動機を、メリットを教えてほしい。

現状、打ちたくないと考えている。ワクチン反対派というわけではない。私が、打ちたくないだけ。

しかし、それが正しいのか正しくないのかはわからない。職場では半数を大きく超えて、ワクチン接種を希望する人が希望しない人を上回った。

病院には感染リスクの高い看護師が人数的に多いから、というわけではない。職種で分けても、そういった結果だった。

この重要な場面で社会の少数派に属しているという事実は、思った以上にストレスだ。

 

怖がりすぎ、という意見もあるだろう。私もその実感はある。

外国ではどんどん打たれているし、短期での副反応の発生率もかなり低いし、安全と思ってもいいのでは?と、私の中の一部は思っている。

 

逆に聞きたい。ちゃんと考えた?

 

大事なことなので、なにが重要なのか、もう一度考えよう。

 

・年齢的に重症化するリスクは低い。高齢者と同居もしていない

・よって私個人がワクチンを打つメリットは少ない

 

・職場が病院である。重症化リスクの高い人と日常的に接触している

・よって感染拡大に対する責任がある

 

・病院全体や個人での感染予防策は徹底されており、現時点で職員の発症がない

・感染者数も下火になっている

・よって現状維持でも十分対応可能とも考えられる

 

メリット

・打つことで社会的な安心と立場は守られる

 

デメリット

・打たないことで社会的な立場が悪くなる可能性がある

・打たないことで発症→感染拡大のリスクに対しての努力義務を果たせない

・万が一発症した場合、職場や利用者に甚大な被害を被らせる可能性がある

・低確率で、副反応により健康を害する可能性が生じる

・長期的に大きな健康被害がないとは言えない

 

 

長期的な安全性という不安に目をつぶり社会性をとるか、自分に素直に自分のための選択をするか、ということなのだろう。

私の知識では、これが精一杯だ。

 

もう少し調べたいし、勉強したい。しかし、長期的な安全性は未来にならないとわからないから、結論は出ない。

コロナが恐ろしいと感じたときに、私は打ちたいと思うのだろう。

 

追記 2/22

「免疫血栓」という重要要素が頭になかった。

若年でも心筋梗塞脳梗塞という血管系障害のリスクがある。

ただ、感染後に免疫が作用して血栓ができるのって、感染全般、それこそ風邪でも同じなのでは?

コロナは血栓ができやすいというのをTV番組ではみたが、実際にどうかは調べないとわからない。