四季報の読み方について
いきなり全てを得ろうとしてもできるわけがない(2000ページ)ので、『四季報の達人が教える10倍株、100倍株の探し方』を読んで、この方法でまずは四季報を使うこととする。
今回は「時間のない中で優良株を急いで探す」というものではなく、「四季報に慣れる」ことを目的とするため、数をこなすことも必要となる。そのため、四季報オンラインのスクリーニング機能は使わずに本だけでまずはやってみる。
やってみて、実際にどうなんだこれは、と思うことが多々出てくると思われる。それをあぶり出して成長の糧としたい。
目的は”慣れ”が得られればそれでよいが、実際に投資したくなる価値のある企業が見つかれば最高だ。
以下で述べる項目を読み込んで、該当する銘柄にはとりあえず付箋をつけてリストアップしていく。
①”何十年ぶりの最高益更新”が予想されている、かつ、株価が最高値を更新していない
→財務欄と業績欄みて比較
②4年で”売上高”が2倍以上になっている(1年で増収率20%以上)
→業績欄みて計算
③営業利益率が10%以上(営業利益率(%)=営業利益÷売上高×100)
→業績欄みて計算
④社長(会長)が上位株主にある
→株主欄をみて確認
⑤増資、株式分割を行っている
→資本異動欄(ページ左上)をみて確認
⑥キーワード「外注」=コストを抑えて利益を出せる業務形態
→業績記事欄をみて確認
これから上記の項目を確認するために四季報をパラパラとめくるが、そんなにパラパラはいかないだろう。慣れてないので読むのに時間がかかる見込みだ。
1銘柄読むのに3分くらいかかる体で計算すると、2000ページ×4銘柄で8000銘柄、8000×3分で24000分かかる。合計400時間
400時間!?
1日1時間かけたとしても400日かかるのか?
もう次の次の四季報まで出てるよ…
これはダメだ。1銘柄1分で読めたとしても、1日1時間やっても4カ月以上かかる。実際は1時間もとれないわけで、そんなことをしていたら読み終わるころには次の四季報が出てしまう。
30秒で読めないかやってみたが、1分はかかる。つまり全銘柄読もうとするとやはり4カ月かかってしまう。
全部読まなくていいから、とりあえずやってみるか。
やってみてからまた考えよう。
→追記 12/30
四季報の特集で組まれていた「前号比営業利益増額率ランキング」「最高純利益更新率ランキング」等の銘柄を分析してみることにする。
ランキング系は全部目を通してみるが、特に「今季営業増益率ランキング」はしっかりみてみたい。
ランキングの条件として、来季の営業増益見通しでもあるためコロナ特需で来季減益が予想される会社はランク入りしていないランキングとのことで、まずはここから見よう。
ランキングに載っているということは数字の変化が大きく、会社のシステムが変わったりなんだりしているところが大きい可能性がある。コロナ需要以外にも、何か見つかるはずだ。