『疲れない』ようになるブログ

やってみて、どうだったかの記録

【株】ランディックス【決算後のS安、売るか?買うか?】

ランディックス分析の前に、インフレと不動産の大局観について、参考になる動画

 

www.youtube.com

○不動産の今後の価格について(東京)

土地は供給が限られている。作れない。

なので、供給はデフレだけど価格は真っ先にインフレする。

価格が上がる前に買っておこうという心理が働いて、購買意欲に繋がる可能性がある。

金利の問題はあるが、銀行がローンで貸してくれて、かつ国民の(ランディックスの場合は富裕層向けではあるが)給料が上がっていくのであれば、追い風となり得る。

住宅ローンは金利政策であがり、銀行は貸したいだろう。

 

◯人手不足について

少子化→人材確保が大変→DX化

セクターによるが、運輸、建設は特に人材が少ない。(有効倍率 建築は10倍)

給料不足が影響。人手不足は、給料不足。

人がいきたい給料を出していない企業が多すぎる。

 

◯今後の日本の賃金について

全体的に物価上昇、製品の価格転嫁(値上げ)が生じているので、企業の売上は上がるだろう。

売上が上がれば企業はやっと給料を上げられる。

賃金はインフレと共にあがる可能性が高い。

 

 

ランディックスにとっては、金利上昇はローン上がるので購買意欲低下の可能性をはらむ。

一方で、インフレで不動産の価格も上昇することで「今買っておきたい」心理が働いて購買意欲は上昇する可能性もある。

金利的にも、上がる前に買わないと、という感じで購入が加速する可能性もある。

そうするとバブルみたいにローンレバレッジが膨らんで弾けるシナリオも出てくるが、まだそんな状況ではない。

東京は特に土地の価格が上がって、仕入れがさらに激戦、土地のインフレのタイミングの方が早いので、賃金上昇が反映されていない今は、粗利が減ってくる可能性。

短期的には不利。

 

 

1Q決算分析していく

まずは株価から

決算を受けて3600円から2900円へS安。

どんな決算だったのか?さぞ悪い決算だったのだろう。

前期1Q比

売上 +7.7%(1Qとしては過去最高)

営業 - 30.5%

経常  -31.4%

純利  -24.0%

 

数字からは成長鈍化の可能性を匂わせる。

 

売上は過去最高で、営業利益が大きく下がった。

粗利低下、物件を予定よりも安く売らざるを得なかったか、新人が増えて販管費が増大したか。

P/Lチェック

売上原価上昇、0.75%→0.78% そこまで大きな上昇ではない?

販管費増大、約1億円増。

 

これらは説明資料、noteで説明がある。

 

・労力(人手不足?)にコストがかかり予定していた物件が2Qに回った

→2Qに期待?労力なら2Qの分が3Qへ回る懸念も。

 

・ベテラン社員が販売に注力できなかった

ベテランの営業という黄金資源が新卒教育に割かれた?個人的にはここが結構重要なんじゃないかと思っている。

新卒教育はコストがかかる。ベテランの営業時間を減らしてしまう意味でも、一時的に大きく戦力がダウンする。

 

・予定価格での販売が一部できなかった

・物件相場の上昇で粗利低下

仕入れが激戦、インフレもあり土地は高騰、高値で買わざるを得ない、といった感じだろうか。これまでも激戦だったのは変わらないだろう。つまり、インフレの影響を受けている。最近の物価高騰をみると体感する。土地に関しては、もっと大きな変化が早い段階で起きていた。

土地を高く買って、高く売る必要がある。しかし土地はインフレしていても、買い手の給与はまだインフレしていない。

ただしこれに関しては、ランディックスのターゲットである富裕層はそこまで影響がないと思っていた。高いから買いたくない、ではなく高くてもいい場所、いい物件を買いたい層が相手だからだ。だからといって高い値段では買いたくないだろうし、その辺は多少(思ったよりも大きい)影響が出ているのかもしれない。

これについてもコメントあり

noteより

富裕層相手なので、この購買意欲に関しては安定している、と。

 

また、この比較となる前期1Qは高利益物件の寄与が大きかったとのことで、営業利益14.8%だったと。

この時がどんな状況だったかというと

エリア拡大がスタートしたあたり。

そして2Q

こんな感じで、非常に順調そうな印象であった。

ちなみにこれをみると前前期2Qは城南エリア外で9.52億円売り上げている。

今期1Qの3.4億円は、相当低い。

1Qは新人比率が高まるとはいえ、この数字をみるとこの1Q、城南エリア以外では全く営業できていない印象を受ける。城南は順調なのだ。

やはり新卒12名の教育がポイントになるか。

また、データ蓄積が少なく、安定しないということもあるか。

 

◯状況整理

新人が増えて、エリア内・外での営業数が増えて売上は伸びた。

が①販管費の増加に利益が圧迫。さらには②物件相場上昇で高値で買った物件を高値で売れずに粗利が低下した。

この①と②が一時的なものかどうかが、今後の鍵を握ると思われる。

①と②はある程度リンクする

新人の営業手腕はベテランよりも当然落ちる。回転率も落ちるし、単価も落ちる。

「人件費こなし増益」とはいかなかった。シンプルな製造業ではないので、短期的にはこういったことが起こりうる。

人材の増加については

昨年、今年と12人、15人と積極採用、そして来季も積極採用を予定。

無茶していないか?自信の表れ、ではないだろう。成長戦略として必要なのだろう。

見極めが大事だが、ここは攻めのタイミングと考えているようだ。

株主総会出たい質問したすぎる。そういえば担当者がtwitterでやりとりを良しとしているのだった。質問しよう。

 

エリア拡大に対応するには、営業数自体を増やす必要がある。

ただしその営業がうまくいけば、なのだ。今回はここで予想を大きく下回り、躓いた感がある。

 

ファスト思考ではマイナスで売りたくなるような内容だが、スロー思考ではその先を見る。

この新人が成長すれば?という視点。

当然、若手は育てば戦力となる。そして今回は新卒も多く採用し、ベテランの時間を割いて経験・教育に資源をつぎ込んだ。(と考える)

その分の今期1Qの成長性マイナス、つまり種まきの時期であると考えることができる。

新人のせいで業績が落ちた、なんてそのまま書くと当然士気が下がるため書かないだろう。新人が活躍できないのは当たり前であり、今後成長してくれれば良いだけだから。

ランディックス経営陣が1Qの前期比低下を大きな問題と捉えておらず、通期予想を変えなかったのは、そのあたりもあるのではないか。

成長パターンが通用していないのではなく、手応えがあるから据え置きとしている、と期待したい。(無理に社員扱き使って離職率上がるなんてことは起こりませんように)

 

では、新卒ではなくばりばり即戦力の新人であれば、こうはなっていなかったのか?

それも少し異なる気はするが、今回の数字よりは良いものが出てきた気がする。

そして物件相場の高騰は、業界全体の利益をおそらく今は圧迫しているだろう。

 

これが不動産企業の利益になるには、高くても買いたい層が増える、つまり日本経済の活性化、給料upが必要となる。が、何度も言うようにランディックスは富裕層向けなので、その影響は少ない方だろう。(ないわけではない)

 

つまり、物件相場の高騰はランディックスにとっては粗利を圧迫する大きな要因である一方、新人が育ってくる2-3年後は営業利益の改善が期待される。

また、拡大エリアでのデータ蓄積がまだ少ない(それでも前期は結果を出していた。だから今期1Qで大きな懸念が出ている)が、それが蓄積されることで城南エリア同様、クロスセルも生まれ、大きな売上の増加が期待できる。

ランディックスの核となるこのデータ戦略(成長エンジン)が破綻していないため、ぱっと見で株を売るのは早計。

 

 

再度状況整理。

営業利益低下の原因は

①ベテラン営業という資源が、新人の経験・教育に費やされて寄与できなかった

②物件相場が上がって粗利が下がった

この2点。

①は、今後高確率で改善してくる。まず営業数は増えるので売上は上がる。

問題は営業利益率だが、これは市況の影響も受けるが、これも①の影響で上がってくる可能性がある。

②に関しては、城南エリアでは好業績なので、これはエリア外がまだ安定していないためだろう。データ蓄積がされてくれば、安定してくると思われる。そういう事業モデル。

なので、この1Qの成長鈍化に見える数字は、改善されていく公算が高いと考える。

 

在庫はなんとか確保している。

ここがだめだと暗雲立ち込めてくるが、今回はそうではない。

 

予想PERは、通期予想が下がれば上がる。株価が下がっても突然PER10倍になることもあり得る。

が、それでも10倍。この城南の売上が順調かつ、城南エリア外でもデータ蓄積と新人の成長で業績が伸びてくる見込みだとして、これまでも安定した業績を上げていて、回転数の速さの強みがあり、富裕層向けで市況変化にも強いランディックスが、物価相場高騰と新人教育で営業利益低下した。

仮にこのまま通期を達成できず予想の80−90%となった場合、株価はその業績に対して割高になるか?

と考えると、このS安というのはどう見えるか。

 

 

その他、いろいろ分析したいがありすぎるのでひとまずさっとみていく

 

そしてここからの資料が秀逸

気になることはほぼ答えられている。

在庫回転数から見ると、通期達成も可能の見込みと、具体的に返答されている。

あまりに通期予想が高いので勘違いしてしまうが、予想を少し達成できなかったとしてもPERからみる成長性としては十分に高い水準にある。

 

また、城南エリア外では出店を計画。これはよさそう。

ネットでの成約が多い企業だが、口コミから店舗へ足を運ぶ客はいるだろう。

店舗があれば客の対応もしやすく購入に繋げやすそう。富裕層ではないので富裕層の行動がイメージできないが、不動産ははやり店舗があると安心するのではないか。

 

 

ここまでを踏まえて、今後どうなるか?と問うと

A:もう株価は上がらないだろう →売り

B:種まきの時期、成長投資 →買い

C:1Qだけだとわからないので様子見 →ステイ

 

Aだとは自分は全く思えず、BとCが当てはまるので、売りはしない。そこで売ってしまえば自分の中ではもはや投資ではない。

買い増しは悩むが、ここで買わないとこれまで読んできたバリュー投資の知識が無駄になる。

自分の知識は、バーゲン、一時的な悪材料だから買えと言っている。

市況の影響が一時的かどうかはわからないが、果たしてS安となるほどだろうか。

まわりがどんな価格でもいいから売りたい(まさに今回のS安)時に買い向かうのが良い、というのが自分の学んできたスタイルだ。

成功か失敗か、結果は数年後にわかるだろう。

一時的な悪材料なのか、尾を引く悪材料なのかは、まだ判断ができない。

まずは2Qの結果を見ていきたい。(2Qで結果が出るとは思っていない)

 

 

ちなみに、noteにはこんなことも書いてある。

 

プライム上場を目指し、PER12倍で中期目標達成できれば株価は8500円となる、と。

自分の中では、成長モデルは破綻していないため、期待している。

数年ホールドするのに、心強い記事だ。

この銘柄をホールドすることで生じる資金拘束は、拘束ではなく投資。

 

 

☑他の富裕層向け企業の短期決算を確認する

Twitterで質問する

 

追記 8/16

ランディックス松村さんに今回の決算について伺ったという記事より

note.com

 

粗利低下は、内部要因として若手が売上をとれるところまでいかなかったこと、エリア外での稼働効率が、エリア内のように行かなかったことが要因。

外部要因は不動産全体が土地価格と建材価格上昇でコストアップし、客の予算感についていけなかったこと。その結果、値引きをしているのが要因。

 

やはり、給与インフレが起こる前に土地のインフレが起きていることによるギャップもあるようだ。

 

 

【株】ASTI 1Q決算短信【保守的すぎる予想からの予想通りの大幅増益】

今期の1Q経常利益は過去最高の11.8億円

 

前期の通期予想は

予想は通期で20億円。

つまり、1Qで進捗50%を超えた

(PTSは暴騰しているが、明日どうなるかはわからない)

 

 

通期予想があまりに低すぎると考察はしていたが、ここまでとは。

内容をみていく。

 

まずは、浜松工場、フィリピン工場が稼働した。

民生は予想通り減少し売上は前年同期日-6.4%(ワイヤーハーネスで挽回できなかったのか…後述)

売上が前期比マイナスとなった一方で、営業利益は大増益となった。

この増益は値上げによるもの。値上げ素晴らしい。

インドルピー高で、為替差益が5.2億円発生し、経常利益は11.8億円(+60%)となった。純利益 9.9億円(+90%)

 

 

利益剰余金が7.1億円増加。

自己資本比率46.1%(+0.6%)

背伸びせず、大幅増益。

 

そして1Qの結果を受けての通期予想は

 

為替の影響が強いため見通せず、前期予想を修正しない、と。

 

 

いや、修正する必要があると思う。

 

前期は円安で原価上昇していた。

2023年3月31日の有価証券報告書より

 

為替

為替換算調整勘定が+6億円。

 

取引時と決算時での為替の違いで発生する差額。

インドルピー高とのことなので、円安。海外で売れたあとに円安となって、受け取る際に円が増えた、でいいのか。

+6億円、純利益が通期15億円の企業で、6億円。

通期予想が出せなくなるくらいの割合ではある。

 

可能性の話をすると、為替の変動だけで、下手をすると -6億円になっていてもおかしくなったのだろうか。

為替差益がなければ、経常利益は6億円で、前期比マイナスとなる。

 

以前の分析でもそうだったが、為替一つで赤字になりうる企業ではある。

この企業に触れるということは、PBRの低さは魅力的ではあるが、現状の為替の動きを見る限りリスクは低くない。

PBRから見えるローリスクハイリターンさは、実はないのだろう。

仮にこの銘柄を買っていたとすると、ローリスクでハイリターンを得たのではなく、そこそこのリスクを取った結果、今回、結果的にハイリターンだっただけである、と考えるのが良さそう。

会社予想の低さは納得はいかなかったが、為替差益6億円がなければ経常利益の進捗は予定通り(?)25%だ。

 

 

とりあえずP/Lみていく

売上は10億円減ったが、売上原価が13.5億円減少し、売上総利益が+3.5億円。

販管費が0.7億円増加し、営業利益が+2.8億円となった。

販管費が増えている。

 

流動負債をみると

賞与引当金が3.2億円増えている。

 

 

賞与は間違いなくアップする予定で、それが計上されている。

業績が上がっていることからボーナスが出るのだろう。良いことだ。

これは販管費とは別になるのか?

この3.2億円のボーナス予定金は、負債として販管費で扱い。

つまりこの3.2億円に対して、2.5億円ほど前期よりもコスト削減などが生じたことになる。

前期(前前期?)は確か、コロナで中国とベトナム工場が封鎖されてその分の物流負担などでコストがかさんだ、というのがあった記憶がある。

 

yama-maro.hatenablog.com

 

あった。前期の前期の有価証券報告書なので、これはもうとっくに解決している。

 

最新の有価証券報告書

正常化している。

 

売上総利益が+3.5億円、販管費が0.7億円増加し、営業利益が+2.8億円。

今期1Qの売上に関わる為替差益(営業外収益)は、5.2億円で前期比 +1.2億円

これで経常が前期比+4億円

そのまま純利益が+4億円。

 

つまり、売上総利益の+3.5億円が企業の営業に関わる利益で、これはとても良い。

為替差益などでボーナスがアップしての賞与引当金3.2億円(販管費)だとすると、販管費は為替が悪くなると当然減る。

 

この賞与引当金が減少するとすると、販管費はマイナスとなり、コスト削減ができていることになる。

つまり、コスト削減ができている。

良い傾向、評価できるだろう。

 

 

セグメントでみてみる

 

前期

 

今期

 

セグメント売上をみると

     前期   今期

車載   42.6億円→49.4億円 +6.8億円

民生   55.9億円→43.5億円 -12.4億円

ワイヤー 61.8億円→56.9億円    -4.9億円

 

民生が下がり、車載、ワイヤーハーネスの売上が大きく伸びた

ワイヤーハーネスの売上が下がっている……?

 

売上ではなく、利益をみると

 

     前期   今期

車載  0.19億円→1.04億円 +0.85億円

民生  1.38億円→0.32億円 - 1.06億円

ワイヤー2.94億円→5.51億円   +2.47億円

 

ワイヤーハーネスは➕となる。

なぜ?

ここで工場の為替の影響が出ている?

 

ワイヤーハーネスを使うモノを売る企業の業績が軒並み過去最高なので、ワイヤーハーネスの売上も間違いなく伸びると思っていたのだが…

 

ここが読めないと、私はこの企業のことを何もわかっていないことになる。

車に使うワイヤーハーネスは、車載として計上される?

 

過去の為替差益がどの程度なのか たとえば2019年

 

まとめると

・為替次第で大きく業績はブレる。(0〜25〜50%)

・為替差益が6億円程あった。(純利益 9.9億円)

・値上げ、売上総利益、コスト削減でパフォーマンスは改善

・ワイヤーハーネスの売上は下がっている。

・円安がいいのか?円高がいいのか?収益の構造がなんだかよくわからない。理解が難しい

 

結論:高騰したところで売るが安心(よくわからない)

 

反省:自分としては為替に救われただけのラッキーパンチ

【株】オリエンタルコンサルタンツHD 2498(オリコン)【建築コンサル海外市場向け1位】

売上営業利益率が上がっているのが良い。

EPSの成長が高い。理由は?あとで調べる

受注残高も確保している。

 

海外の前期比 54.7%!

開発途上国のインフラ整備需要。東南アジアだろうか。あとで調べる。

国内需要は上期は減っている。が、通期では前期を上回る予想。

海外>国内と拡大

 

建築系は大型案件のタイミング次第で短期決算は大きく変動するためこういった報告に目を通す必要がある。

国内は需要が下記にずれ込んでいると。

 

一方、売上は

国内の方が高い。まだ3:2くらい。

 

海外の国家プロジェクトを受注している。

☑️他の競合と比較する必要がある。

海外のO &Mとは

官公庁から受注している。

国土強靭化関連銘柄。

 

 

フィリピンの首都の地下鉄工事を受注している。

大型案件、本当に大型。

 

たくさんの賞を受賞している。

 

今後の業績予想

 

国土強靭化で、5ヵ年加速化対策、というのがあるらしい。

中期的には良好は受注環境と。

海外は引き続きインフラ整備で受注良好の予想。

 

ここがポイント。

 

前期に計上した為替差益6.7億円を、当期見込みには含めずに通期予想を出している。

つまり、為替差益が出た分だけ予想値に上乗せされる。

 

仮に、6億円、為替差益が出た場合、

経常も純利益も、過去最高を更新することとなる。

最初の疑問、予想経常利益、純利益の低下の理由はここだった。

売上営業利益率の改善があるのでコストパフォーマンスは改善傾向、受注も増えおり、企業としては非常に良い道を歩いている。

受注が増えると、人材も必要となるが、その辺はどうだろう。

海外の人材を増やしていく方針。

これは…日本はもうダメだし、海外現地活動が増えるためこうするしかない。

2021年、2022年の時点である程度海外の社員数はいる。それでうまくいっているので、心配はないか…?

だが、インフラにほつれが出るとすると、数年後と時間経過を伴うため、現時点ではわからない。

 

日本人が勤勉で職人肌な仕事をするのと比較し、海外は国によっては仕事が雑という印象がある。

日本マンセーだが、安全性優先については国民性と思われるため、日本のインフラの良さは日本人だから、という理由である程度説明がつくのではないかと思う。

車やインフラ、人命がかかるものに対しては、日本は得意分野だろう。

だからこそ、国外の労働者が日本語、日本主導のインフラに関わる、心配はある。

これは今後の企業の信頼性に関わる問題であり、実際どうなのかどこかのIR資料や、他の企業などを参考にして考える必要がある。これはその業界にいないと肌感がわからない…。

 

配当、増配傾向。良い。

自己株買いも。

PBRやROEを意識しているか。とても良い傾向。

 

建築だが、ゼネコンとは違う?

 

GTPで調べてみた

 

建築コンサルタントは建築プロジェクトのアドバイザーであり、設計、施工、コスト管理、品質管理などの専門的なアドバイスを提供します。一方、ゼネコンは建築プロジェクトの実行者であり、建物の建設、施設の改修、リフォームなど、具体的な建設業務を行います。また、ゼネコンは建築プロジェクト全体を管理することができ、プロジェクトの計画、調達、品質管理、保守・修繕などの業務も行います。建築コンサルタントとゼネコンは、建築プロジェクトにおいて役割が異なりますが、建築プロジェクトの成功に向けて協力することが重要です。

 

コンサルタントなので、計画立案を主としているようだ。

 

1位の日本工営のHPにわかりやすい説明があった

 

わかりやすい。

設計、建築をゼネコンが、企画、調査、計画は建築コンサルタントがやっていたのか。

 

となると、頭を使う系の仕事になる。

海外人材問題ない、むしろ現地を把握していて強みになりそう。

 

売上は、当企業の2社を合計すると、2位のパシフィックコンサルタントツを超える。

業界の中でも規模が大きい企業だ。イメージしておく。

 

そして!!

外市場では1位。

成長率も高い。強いぞ。

 

これはこの競合企業のPER、PBR、成長率あたりを確認、現時点での割安さを調べればある程度みえてくる。

後述。

 

 

 

 

軒並み改善。意識もしているのだろう。

業績が順調で、収益性も改善傾向。

 

なるほど。コンサルタントっぽい。ちょっとわかってきた。

 

 

 

☑️競合の業績チェック

 ・日本工営上場廃止。M &A? 「ID&Eホールディングス」

 ・建築技術研究所

 

☑️前期の為替差益について過去のIR資料から調べる

 

 

※8/4 決算報告延期のお知らせ。何だ

 

・原価付け替えが行われていた

・売上の前倒し計上の疑義

・過去も行われていた疑義

→特別調査委員会設置

 

 

この報告を受けて、株価は暴落

 

-513円(-16%)

 

こわい。

これは一時的な不安による良い暴落なのか、業績へ大きく影響する悪い暴落なのか考える必要がある。

前者ならこれ以上ないGoサイン。

前倒しに関しては、過去数年行われてきたのであればトータルの売上は変わらないので、ここまでの年平均成長率は大きく変わらず、現時点までの業績には大きな影響はなさそう。キャッシュが大きくどこかへいってしまうということは、ない?と思われる。

わからない。

 

あとは、原価付け替え

 

原価付け替えとは


AとBの案件があり、Aで赤字だった分を、Bの負担として計算。

Bが良好な案件であれば、Bの本当の利益は減るが、どちらも赤字ではなくなる。

なぜこんな不正が起こるかというと、赤字商談は回避したい、という担当部門の心理作用による。

利益変わらないので決算修正するような大きな不正ではない、というふうに思えるが

 

AとBが違う時期であれば、損失の先送りとなるため粉飾決算となる。

 

なるほど

 

これはまだ買いに行けない。ギャンブルになる。

数億円単位で先送りとなった場合、通期予想が変わる。



この通期予想は、為替差益(損)を含んでいないものだ。

円安による海外での売上(たとえば100ドル→140円)が、ドルの方が高いので、ドルで支払われると円に替えた時に増えるのが為替差益。

 

ドル円チャート

2022年(2021年10月〜2022年9月)は為替差益が6.7億円だった。

こはちょうど大きく円安が直撃したところだ。

2023年はどうか。2022年10月〜現在、ぱっと見平均137円くらい?

高止まりしているのは間違いなく、為替差”益”になりそうだが…

円安のときに請求したものが、円高になると受け取る際に減って返ってくる?

そうだとすると、トントンくらいになるのか、受注のタイミングによって大きく変わる。

とりあえず置いておく。

 

仮計算する。たとえば5億円の損失が先送りとなっていた場合、2022年の営業利益-5億円としても

前期と同等レベル。

それが2023年に回されていた場合、この営業利益39億円から34億円となり、為替差益と合わせて、どうだろう。

 

トータルが変わらないのであれば問題ない気がする。

海外売上トップ、というのが崩れるのであればちょっと影響するかもしれないが。

 

しかしなにせ初めてのケース、資金もそこまでないので静観することとする。

超割安というわけでもないが、優良でそこそこ割安、という印象だった。

数年保持悪くないと思っていたが、買っていなくてよかった…。

何が起こるかわからないな

 

結論:買わない。動きを見守る

【株】アイロム2372 1Q決算短信考察【チャンス】

この記事は2023年8月(1Q後)に書いたものを、後半2024年4月(3Q後)に追記したもの

ぱっと見、前年同期比がすごく悪い。

が、これはチャームケアと似ていて、理由がある。

前期は上期に大型案件があり、Q単位での過去最高益だったため。

今期は、下期に大型案件があると決算短信に記載してある。

通期計画については順調に進捗している、と。

 

通期計画どおりだと

こうなる。非常に順調。

 

SMOは売上利益率が非常に高いので、前年同期比の売上がそこまで変わらなくても営業益が-50%近くなっている。

 

セグメント別にみると

SMO

売上 -21.7% 23億円

営業利益 -36% 11億円

下記には短期収益型の大型案件予定。

 

CRO

売上 +12.9%  14億円

営業利益 +39.8% 0.36億円

 

先端医療 

売上 +68.5%! 6億円

営業利益 +370%! 1.9億円

 

iPS細胞作製キットのライセンス事業が”顕著”に拡大している、と。

 

セグメントトータル営業利益 7.3億円のうち、1.9億円が先端医療。

トータルの26%を占めるところまできた。

 

iPSキット、非常に期待できる。

 

ここはまあ、いい。

 

 

土地と有価証券が増加したと。

負債は短期借入金が3.4億円増加、純資産は+6億円。純利益増加による。

 

土地 +7億円。

なんだっけ。

固定資産の土地7億円→クリニックモール?

おそらくそう。

このセグメント、利益が弱いのでなんでやってるのだろうと思うが、開業後の医療機関臨床試験を紹介するというシナジーを期待している。

土地代はかかるが、その見返りは回収できそうか。わからない。

意味なくクリニックモールを開設しているわけではない。開業してきた相手にこちらの商品を売る、という目的がある。

うまくいっているのかはわからない。

 

 

投資有価証券 3億円

どこの株だっけ?

有価証券報告書を読んだが、どこの銘柄かはわからなかった。

とりあえずスルー。

 

売上は1.4億円差だが、前期は利益率の高いSMOの売上が多かった分、今期は原価が4.3億円高い。

研究開発比も0.8億円増えており、給与賞与は0.9億円増えている。スタッフへの還元あり。

企業としては順調そう。

結果的に、原価、研究費や人件費などで営業利益が前期 -7億円となった。(-50%)

 

SMOの差が4.3億円あって、研究費、賞与還元があって営業利益 が下がっているので、特に問題がある数値ではない。

数字のインパクトはあるが、通期が問題ない予想なので、全く問題ない。

現時点で、この決算を受けて下げるのであれば、選択肢は買い増しだろう。

 

本質的価値に対して株価は以前として低いと考える。

 

1Q 7.3億円

ここから

2Q  7億円

3Q  9.5億円

4Q  14億円

とテキトーに仮想営業利益を設定すると、合計37.8億円

通期予想は42億円なので、この予想よりも業績は良い予想だ。

 

 

それと、営業利益より経常利益が2.7億円近く増えているのは何?

為替差益 +1.6億円 有価証券運用損 1億円減少(→+1億円)

この二つ。経常なので、本業の影響ではないが、為替差益はやはり大きな影響が出る。

 

 

読み込み終了。

 

進捗:問題なし 

 

結論:ホールド または買い増し

 

 

 

2023年4月18日 追記

 

3Q時点での進捗が非常に悪いにもかかわらず、3月22日のIRで通期下方修正をしない。

速やかにお知らせいたします。

まだお知らせしないの?4Qで大逆転する?

4Qのみで純利益19.5億円必要だけど、達成する見込みなのか。

4Qに見込まれる大型案件とはそこまで大きなものなのか。

 

企業に恋して盲目となるのはNGだし、この大型案件を個人投資家が予想するのは不可能。

今期達成するかどうかは考えてもわからず、市場の反応を予想するにもギャンブル要素が強い。

長期で見ると割安なのでホールドでいいのだが、今期達成はできないと考える。

ちなみに、この8年の平均PERは20、現在7.5(通期達成できた場合)。

これだけみれば割安。だが、業績は市況に左右されるため、変動は大きい。

 

ファンダ、テクニカル(月足チャート)的には買い。

それならGo!だが。たしかに、今期は研究費もかかっている様子。(短信に記載があったが、数字上だと3Q累計前年比そこまで変わらない……)

種まきしての下げは買いだが、今期は4Qの大型案件とやらが期待外れなら前年比減益すら可能性あると思う。ので、ステイ

 

進捗:悪い。(大型案件が超大型案件である必要あり)

結論:買い増さない。

 

会社予想信じれば買い増すべきだが、達成は厳しいと予想。

達成したらやったー。未達ならおあずけ。

【株】投資スタイルの再確認【忍耐】

・6516 山洋電気 (確定利益+145,000円)​
【取引理由】2023年4月24日に6081円で購入。証券分析の結果、AIやFAが伸びていく世界情勢で、中長期的な成長が望めること、過去の平均PERに対して現時点の株価が低い(低PER,低PBR)、現時点で企業の本質的価値を株価が下回っていると判断した。
決算で通期業績が良く、来期の業績予想も良かったことから株価が大きく上昇し、その後PBRが1倍に達したため利益確定。
単価が高く100株のみ保有で、実際はちょろちょろ売買をしたためルール無視の欲に駆られた売買となった。反省点も多い。
 
今後の株価上昇の拠り所が①「AI、半導体、FAの旺盛な需要」②「来期の良好な業績予想」③「過去のPERと比較して現PERがまだ低い」であったが、それぞれを考えると
①は、たしかに期待できる
②は、円安の影響あり、値上げの影響が大きいが、冷却ファン、モーターというコモディティ分野で値上げしてもしっかり売れ続けるかどうか、①が影響して在庫は捌けるとは思うがどこまで続くかわからない、工場拡大しているが、過剰生産となって在庫ができだすと一気に業績成長は止まりそう。来期以降での成長率に疑問が残り、その際に安全域から出てしまう
③過去と比較すると確かに今はまだ低いが、過去の成長率もPERに見合った高さはない
と考えると、①、②で見通しが楽観に傾いている、③にも不安要素があり、大きな割安感は解消されて、ここからは天井を当てにいく愚か者探しの投機ゲームになっていると考え、手放した。そしてその分は枚数を増やしたかった銘柄へ配分。
花に水を上げる、伸ばせるだけ伸ばす、はこれ以上はできない(株価的にも、精神的にも)と考えた。より割安な銘柄があれば乗り換えるルールに則り、利確。
 
 
難しいとされる「売り時」だが、テンプルトン流に言うと「他に割安な銘柄があれば乗り換える。”比較購入”する」が非常に良い手段として機能する。
今回の売りが正解かどうかはわからない。大きく上昇し続ける日経平均に合わせて、山洋電気もひまわりのように更に大きく上昇していくのかもしれない。
ただ、「利益を上げるために株式市場が上昇する必要性はあるか」という問いにテンプルトンが「その必要はまったくない」と言い切っているように、市場株価平均がどうこうは関係がなく(市場全体の暴落が来れば絶好の買い時ではあるが)自分が推測した企業価値に比べ最も割安な銘柄のみを買うという戦略、を実行するなら、市場のパフォーマンスを気にする必要はないと考える。
「天井よりもずっと前に回収する」は、テンプルトンも推奨しており、それは実際に株1000さんが実行している。直近では株1000さんが青山商事を売ったが、そこで売るのか、というような価格(月足チャートで見ると、ちょこっと頭を出したところ)であった。

PBR 0.39
非常に参考になる。これで2倍以上取っているのが、本当に尊敬できる。
 
 
自分の銘柄選定の基準について
PBRよりもPER寄りで、やや成長性を加味しすぎているぎりぎりのバリュー投資にはなっているが、なんとか成功しているバリュー投資だと思って続けていきたい。
日経くらいのパフォーマンスになってしまっているが、日経が良いだけ、とならないよう祈っている。日経が冴えないけど自分のパフォーマンスが良い、が理想だ。
これに関しても、テンプルトンは勇気をくれる。
テンプルトンは以下のように述べている。
 
”この種のバリュー投資では自分の成績が市場平均に及ばないこともあるが、長期投資で成功するにはどうしてもそれを乗り越える必要がある。そんなときのバリュー投資の強みは、その証券分析の結果、時間は自分の味方だと確信できることであり、最終的に自分の予想が市場に裏付けられるまで”数年”ほど市場をアンダーパフォームすることがあることは、覚悟しておかねばならない。このアンダーパフォームの時期に投資対象を乗り換えてしまうことがないようにしたい。”
 
また、ハワード・マークスも言っていたが、バリュー投資は、とにかく忍耐が重要。
忍耐、言うは易しなのは、強く実感するところだ。
 
この忍耐がうまくいくかどうかは、最初の分析がものをいう。分析にとても時間をかけていても揺らぐのだから。
 
今後、”比較購入”するために、日常習慣として銘柄探索を行う必要がある。
四季報が6月16日に発売されるため、読み込みたい。前回のは前々回と少し比べるだけで終わってしまったので。
 
 
今日はここまで。
書くことで自分の頭と感情を整理する時間を作る必要がある。
今後も書いていく必要性を感じる。

夏は冬よりも睡眠時間が短くなる?

どうやら夏は4〜5時くらいに目が覚めてしまう。4時にカーテンの隙間からしっかりと部屋を照らす日光をみて、これは二度寝が難しいな、とはっきり覚醒した頭で考える。

4時起きというのは、22時に寝ると6時間睡眠になってしまうのだが、それでも日中はそこまで眠くない。

必要睡眠時間が、夏は短いのだと思う。

 

そして、去年の6月、同じことをブログに書いていたのを見つけた。

 

yama-maro.hatenablog.com

ブログを書いた時期も全く同じで、自分のことだが笑ってしまった。

夏は、冬よりも睡眠時間が短くてもパフォーマンスが落ちないのだ!

 

そうはっきり言い切りたいのだが、そうでもないかもしれない。

 

というのも、今日は6時前に目が覚めた。天気は快晴、カーテンを開けなくてもわかるし開ければ青々とした空が広がっていた。超気持ちいい。

21時半くらいに寝て、合計8時間睡眠とoura ringには記録されている。

 

体が睡眠を必要としている日は寝るし、そうでない日は6時間くらいで起きることもある。

ただ、冬よりも夏のほうが朝方に明るくなって目が覚める確率が高いのは間違いない。

 

調子に乗って6時間睡眠を連発するとメンタルにくるので(ちょっと前にあった。イライラしやすい、落ち込みやすい、明らかに違った)、ちゃんと夏も8時間寝ること。

ちゃんと、8時間寝る計画で寝ることが大事。

【株】メルディアDC【財務状況が悪いか?】

不動産の企業。

最近は業績の伸びが著しい。

それに対してこのPER、PBRの低さ。

なぜ?

平均PERも低い。

不動産という分野ではよくあるが…果たして市場に最近の成長が気づかれていないだけだろうか。

 

財務を見てみると

自己資本比率の低さ、現金比率の低さ、そして有利子負債倍率の高さ。

フリーCF少ないのは在庫確保必要だからというのはわかるが…

 

なるほど、財務が危うい橋を渡っているのだろう、と考える。

ここ数年の成長性の高さに対してのPERの低さ魅力的だが、安全性に欠ける。

手を出すべきではないか。

 

結論:見送り、定期的にチェック