『疲れない』ようになるブログ

やってみて、どうだったかの記録

寝る前に甘いものを食べると睡眠の質がガタ落ちする理由

 

 「なんだか寝れた気がしない」、「悪夢をみた」、「疲れがとれない」…

 

そんな症状がある日の前日、甘いものをたくさん食べたり、ご飯や麺類など炭水化物を摂っていないだろうか。

 

実はそれが、その体調不良の原因に大きく影響しているという。

 

理屈はこうだ。

著者の溝口先生は医師であり、「24時間持続血糖検査」なる検査からみえてきたこととして、糖質を含む食事を夜間にとると、寝ている間に血糖値が大きく下がっていくことを発見した。

 

その結果、寝ている間に血糖値を上げるホルモン(アドレナリンなど)が分泌され、交感神経優位となる。身体はこわばり、疲れがとれない。交感神経が緊張しているのだから、眠っても眠れていないような状態となってしまう。

 

夜間に血糖値が大きき下がっている時、たいていその人は一度は目を覚ましていることが多いという。悪夢を見る可能性も高いそうだ。

 

夜間低血糖を起こすと、その晩の睡眠の質は落ち、ほとんどの人が「眠りが悪かった」と答えるそうだ。そして、それは当然、翌日のパフォーマンスに影響してくる。

日中の眠気や、頭痛、疲労感、倦怠感、仕事への不安感、罪悪感など。これらの「身体症状」や「感情」は、寝る前の糖質摂取から来ている可能性がある。

 

つまり、夜間低血糖を起こす人ができる体調管理として、夜間の糖質制限が挙げられる。夜間低血糖が原因であった場合、劇的に良くなるはずだ。実践したその日から効果がわかる可能性が高い。

 

◯感想

個人的な感想として、糖質減らした食事をすると、本当に睡眠の質が上がる。というか、糖質を摂ると質が下がりすぎる。起きたとき身体はこわばっているし、悪夢も高確率で見る。糖質を抑えた日と比べると体調の違いが一目瞭然で、もう糖質制限推奨とか糖質制限批判とか、そういうエビデンス云々の話ではない。「制限すると体調は良くなる」し「摂ると寝れない」のだ。それがプラセボでもなんでも、私の場合は夜に糖質を摂らないほうが調子が良い。

栄養素は神経伝達物質とかホルモン等、気分や体調そのものに直接影響してくる部分なので、この分野の話はとても実用的で、楽しい。ビタミンやミネラルが自分にどのくらい足りてないのかがよくわからないのが難点。

 

疲労も肥満も「隠れ低血糖」が原因だった! (「肉から食べる」と超健康になる)

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  • 作者:溝口 徹
  • 出版社/メーカー: マキノ出版
  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)